1.技術提供管理とは
技術提供管理は、国内外への技術情報流出リスクを防止するための施策です。
技術情報はいったん流出すると回収が難しく、経済的に大きな損失を負うと共に、
取引先からの信頼を失い、競争力が大きく棄損する恐れがあります。
2022年6月に閣議決定された統合イノベーション戦略では、「我が国の技術的優越を
確保・維持する観点や、研究開発成果の大量破壊兵器等への転用防止といった観点から、
適切な技術流出対策等を着実に実施する。これらにより、我が国にとっての重要技術を守る
と共に、我が国の研究セキュリティを確保し、総合的な安全保障を実現する」とあります。
経済産業省のチラシに「今知らないとヤバイ3つの技術情報管理」があります。
①信頼を高める「情報管理の認証」:産業競争力強化法
・情報管理の重要性を知る
②自分を守る「営業秘密の管理」:不正競争防止法(不競法)
・不正(被害)を受けない
③責任を果たす「安全保障貿易管理」:外国為替及び外国貿易法(外為法)
・不正(情報流出)を行わない
大きく報道された技術流出の事例をまとめました。・・・ここをクリックして下さい。
2.安全保障貿易管理における技術提供管理